
世の中にまん延するコピー品の数々、インターネットはもちろん店頭でも本物と表示して平気で売られている光景を多く見ます。
それに対抗するためには、一般の方々がブランド品に関する基本的な知識を身に付ける必要があります。
このページはそのお手伝いをさせていただく為にご用意させていただきました。
「買った後で後悔しないよう」共にコピー品と戦っていきましょう!
ヴィトンのジッピーオーガナイザー グラフィットの偽物が来ました。
ファスナープルのつまみが厚すぎます。また、つまみに丸く刻印された
LOUIS VUITTONの刻印も文字が大きいです。おそらく小さな文字をきれいに
刻印する技術が追い付いてないのでしょう。また、内側の銀色のヴィトンの
文字が雑です。決定的なのは臭いです。内側がつーんとした合皮のような臭いが
します。お客様の同意のもと撮影させていただき、お持ち帰りいただきました。
カルティエのバロンブルーのコピーが来ました。
裏蓋のロゴなど似せて作ってはいますが、少し太い印象です。
まず時計の中古を買う時はネジ・針・バックルの仕上げをチェックしてください。
遠慮することなくルーペをかりて、針がきれいにカットされているか、端がギザギザ
になっていないかチェックして下さい。ネジはネジ山がきれいか、マイナスのネジで
マイナスの穴はきれいかを確認するようにしましょう。バックルの仕上げ(カット面)
も雑ではないか確認が必要です。今回もお客様にご説明し、丁重にお断りしました。
ヴェルサーチのローファーです。
かなり精巧にできたものが来ました。要チェックです。
まずチェックすべきは内側のメデューサのロゴ。古いものは形も違いますが
デザインが最近のものでこのロゴはちょっと不自然です。鼻の向きが逆です。
また、靴ひも部分のべらの裏をチェックしてみると雑なカットをしています。
革も合皮のようで安っぽい印象です。ただよくできているのでこの2点は
チェックしてみて下さい。
ヴィトンのバッグには画像のようなタグが縫い付けられています。
タグのロゴの文字には特徴があります。まずLOUIS VUITTONの「L」と「T」の
文字ですが、横棒がかなり短いのが特徴です。また、「O」はまん丸です。
文字全体で見ると縦の長さがすべて均等であることが分かります(でこぼこしてない)
多くの偽物は上記の特徴から外れているものが多くありますので、判断の材料と
してください。
グッチには型番を表すシリアル刻印があります。
こちらは財布の例です。数字はビヨーンと縦に長い印象です。
数字の3には特徴があり、始点と終点がくるんと丸まっています。
丸まっていない3の商品もありますが、古いモデルが多いです。
新品なのに数字で丸まってない3を見つけたら要注意です。
以上の特徴は財布とバッグにのみ当てはまります。
アパレルや時計などは以上の特徴は当てはまりません。
もう少し詳しい本物の見分け方は後日改めて記載します。
ボッテガのバッグや財布には型番を表す布が縫い付けてあります。
財布であれば札入れの内側右、バッグも内側にあります。
札の色はアイボリーに近く、布の切断面は結構荒いです。
逆にスパッとした切断面なら疑ってください。
ボッテガの古いものは布が内側の素材と素材の間に隠れています。
古いものは内側が布地のものが多いので光に当てるとと布が透けて見えます。
基本的には布が見つからなければ購入を避けてください。
シャネルのバッグには固有のシリアルシールが貼っています。
貼っている場所はバッグの内側隅か内側のポケットの中がほとんどです。
白いテープに数字が書いており、上から透明なセロテープで止められています。
シールには特徴があり、白いラメが散りばめられています(古いものはないものもある)。
シャネルの中古を買う時はシールのあるものを買ってください。
なぜなら使わなくなって売る際に買い取ってくれない質屋がほとんどだからです。
また、シール無しの商品はたとえ本物でもシャネルでの修理も受けられない場合があります。
エルメスにはほとんどのお品に製造年を表す「刻印」がございます。
ガーデンパーティは内側側面の皮部分に□の刻印があり、アルファベットが□の中に打刻されています。
エルメスでは公式に発表されておりませんが製造年を表すと言われています。
例えば□Aは1997年、Bは1998年・・・となります。
古いガーデンパーティには刻印が無いものもありますが、買取をしない質屋さんもあるようです。
ちなみに左は本物の画像です。
銀色で書かれたメーカー名の左に□Jと打刻されていますね。